海外での起業

海外で起業し成功するために必要なもの


ビジネス関係の新聞や雑誌、インターネットサイトなどを見ていると、海外、特に中国などのアジアで起業し、成功している人の経験談を目にすることがよくあります。海外における起業はイメージこそ華々しいものの、日本に暮らし働く私たちにとっては想像が及ばない世界でもあります。興味はありながらも二の足を踏んでしまう人、情報収集や言語習得などなど非常に長い準備期間を取る人、何も考えずに飛び込む人など、人の反応もさまざまです。一体どのようにすれば成功するのか、全くわからないと感じる人も少なくありません。
もちろん、起業する国や業種によって成功の要因は異なってくることでしょう。しかし、多くの場合共通して言えるのは、不測の事態に対応する能力・胆力と、チャンスを逃さない判断力、そして人を見る目がモノを言うということです。
まず、不測の事態に関して言えば、日本を一歩出た瞬間に、不測の事態に直面する可能性は大幅にあがります。外国に住んだり、長期の個人旅行に出たことのある人なら同意されるはずですが、日本ほど物事が予定通りに進む国はほかにないといっても過言ではありません。皆が信号を守り、バスも電車も時間通りに到着し、アポイント通りに面会でき、契約書を交わせば安心できるのです。多くの場合、現地の文化や習慣は日本のそれと比べてルーズだったり、あるいは全く異なっていたりします。30分や1時間の遅刻は遅刻に入らず、連日訪問しても会えず、官公庁の許可をもらうのに延々と接待や贈り物が要り、前金を払ってサインした物件が明日にはより金払いの良い人に渡っているのです。従業員は目を離すと寝たり帰ったりしますし、職場の物品は次から次に盗まれてしまいます。これらは、彼らが悪いとか間違っているのではなく、文化の違いに対応するこちらの能力が問われているのです。多少のことに動揺せず、落ち着いて臨機応変に対策を取る必要が絶えず生じます。
さらに、チャンスを逃さない判断力も磨いておく必要があります。というのは、海外では往々にして現場で決定が下されるため、物事の進展が非常に速いからです。慎重さも大切ですが、正しい判断を素早く下せる、しかも時にはまだ十分な判断材料が揃っていない時点で動きながら決定を下すという能力が、結果を大きく左右する局面も往々にしてあります。
そして、海外で起業するということは、どれだけ現地語ができても、どれだけ長く現地に住んでいても、外国人の会社であることに変わりはありません。普段は良くても、いざなにかという時にはやはり現地人のパートナーの助けが必要になります。疑いたくはありませんが、騙されたり会社を乗っ取られたりという事例が現実に後を絶ちません。本当に信用できる人か、どういうつもりでこの提案をしているのか、見抜く力が不可欠です。

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