赤字になるのは当然

起業すれば赤字になるのは普通です


起業をした当初は売上げも小さいことが多いですから、赤字になることは珍しくはありません。できるだけ早く黒字にしたいと考える人もいるようです。早く黒字にして、利益を確保したいと考えるのは、考え方としては間違っているとは言い切れないですが、それが本当に良いことなのかというと、良いと言い切ることはできません。黒字のほうが良いに決まっているという人もいるでしょうが、長期的に見た場合にはそうでもないと考えられるのです。
まず、帳簿上の資産とキャッシュフロートを区別して考える事が必要です。例えば、黒字の企業が倒産する事があるというのは、初めて聞く人にとっては奇異に思うでしょう。黒字であっても倒産することはあるのです。これを知るためには、帳簿上の資産というものがどうなっているのかを把握することが必要です。
例えば、ある事業を行うために100万円で設備を購入したとします。このときに、現金、あるいは預金が100万円のマイナスになりますが、設備という資産が100万円分増えますから、帳簿上の資産は増減しません。その後、減価償却によって徐々に減少していくことになるのです。
起業が経営を行っていて、帳簿上は多くの資産があったとしても、それは現金や預金であるとは限りません。ですから、例えば帳簿上で黒字になっていても、現金がなくて支払いができなくなると言うこともあるのです。それによって不渡りを出し、黒字でありながら倒産してしまうこともあり得ると言えるでしょう。
黒字で倒産することもあるわけですが、もちろん逆に赤字でずっと経営を続けているという起業もあります。もちろんですが、永遠にこのような状態で維持できるわけではなくて、どこかの時点で黒字に転換することになるのですが、起業したときには赤字が続くというのが普通です。帳簿上はマイナスになっていたとしても、キャッシュフローが何とかなっていれば問題はないわけです。
起業したばかりの時には、規模を拡大させるために設備投資を拡大させていくことが多いです。そのためには借入をして設備投資をするという事を続けていくわけですから、費用ばかりがかかるというのが普通です。むしろ、起業した瞬間から黒字であるという場合には、規模拡大を考えていないことも多く、期待できないとも考えられます。
ですから、起業したときには、決算書が黒字になるか赤字になるかを気にするのではなくて、キャッシュフローが回るかどうかを考える方が大事なことなのです。

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